怒ることに罪悪感を覚える理由

怒ることに罪悪感をもつ人は少なくありません。「こんな小さなことで怒るなんて、本当に恥ずかしいんですけど」と、アンガーマネジメント入門講座でも、受講者様からよくお聞きします。

怒りは人間にとって自然な感情ですから、怒ることは悪いことではないのに、なぜ私たちは怒ることに罪悪感をもってしまうのでしょう。理由は2つあります。

まず、「怒るんじゃないの!」「怒っちゃダメでしょ!」など、家庭の中で、怒ってはいけないと躾けられてきたから。次に、怒って後悔したり、怒って悪い結果につながった失敗体験。怒らずにいたことで褒められたり、怒りを抑えたことで良い結果につながった成功体験。これらの積み重ねにより、私たちは無意識のうちに「怒ることは悪いこと」と思い込んでしまっているのです。

でも、怒りは人間にとって自然な感情です。また、身を守るために必要な感情でもあります。ですから、怒りを感じることは悪いことではありません。怒っても良いのです。

大切なことは、「怒る必要のあること」と「怒る必要のないこと」の線引きをして、後悔しない怒り方をすること。怒りの感情を、上手に表現することです。

アンガーマネジメントは、怒りを我慢するものでも、抑えるものでもありません。怒っていることを上手に表現することなのです。