言葉から気づく

息子が、私の部屋のドアをノックもせずに開けたときのこと。

「ノックしてから入ってきてよ。ママ、いつもそうしてるでしょ。」

つい抗議めいた口調でそう言ってしまってから気づきました。「ママ、いつもそうしてるでしょ?」は余計なんですよね。必要なことは、今こうしてほしい、次からこうしてほしいとリクエストすること。だから、シンプルに「ドアを開ける時はノックして」そう言うだけで良かったのです。

実は、私は息子の部屋に入る時、必ずそうしています。親の私がそうしているのだから、そんな姿を見ている息子も【当然】そうするだろう、と思い込んでいました。

怖いですね。これは完全に思い込みです。「俺の背中を見て学べ」的な思考です。教わらなければ分からないことだってあります。

また、よく思い返してみると、息子は日頃、ドアを開ける前に「今、いい?」と声をかけてくれています。今回の件は息子にとって大切な用事だったので、声をかける余裕がなかったのでしょう。(あとで、非常に重要な書類を私に渡そうとしていたことがわかりました。)

「ママ、いつもそうしてるでしょ?」

この言葉の中に、「息子なら、私がやっていることを、言われなくてもするはず(あるいは、するべき)」が透けて見えます。

私がやっているのだから、誰もがするはず。
しきゃいけない。
して当然。
するのが常識。
普通するよね。

この思い込みが、怒りの正体です。アンガーマネジメントを知る前の私なら、「そんなことも言われなきゃわからないのかっ!」などと人格攻撃に走っていたでしょう。しかも、日ごろはきちんとできていることも思い出せずにいたのです。恐ろしいことです。

発した言葉から、怒りの正体に気づけることもあります。「あ。私、今怒ってるな」そう思ったら、ぜひ自分の言葉をふりかえってみてください。


2020年を迎えて

2020年を迎えました。今年は東京五輪があります。

私は、前回の東京オリンピック開催年1964年生まれです。母は産院のベッドで眠る生後間もない私と一緒に、東京オリンピック開会式の様子をテレビで見たそうです。自分が母親になったという思いも重なり、堂々と歩く日本選手団の姿に胸がいっぱいになったと話していました。

さて、昨年は、アンガーマネジメント研修登壇のご縁をたくさんいただきました。身に余る光栄でした。ご依頼いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。また、アンガーマネジメント入門講座にいらしてくださったみなさま、足をお運びくださり、本当にありがとうございました。アンガーマネジメントが少しでもみなさまのお役に立てますことを心より願っております。

私は今年も、アンガーマネジメントをお伝えしてまいります。3月からは、
・アンガーマネジメント叱り方入門講座(90分・3,300円)
・アンガーマネジメントパワーハラスメント防止入門講座(90分・3,300円)

も開講いたします。ご興味がありましたら、ぜひご受講にいらしてください。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。