価値観の反転

子どもを持ってからイライラするようになった。お母さま向けのアンガーマネジメント講座で、よく聞かれる言葉です。実は私もそうでした。

子どもが幼い頃、私は常にイライラし続けていました。その理由を私は「仕事に全力を注ぎたいのに、家事や育児があってそれができないから」だと思っていました。

しかし、先日ふと、そうではなかったのかもしれない、逆だったのかもしれない、と思いました。本当は、家族のこと、家のことに100%の力を注ぎたいのに、仕事があってそれができないからイライラしていたのかもしれない、と。

私は仕事をする時、「期待以上のクオリティで仕上げなければ」「120%の評価を獲得しなければ」と考えていました。誰からもそれを求められたことはなく、むしろ充分過ぎるほどの評価をいただいていたにも関わらず、です。大した実力も能力もないのに、「もっと上。もっと上をめざせ」と、勝手に自分を追い込んでいたのです。

今振り返ると、この数十年、追い求めても追い求めても「理想の自分」を手に入れることができない自分に苛立っていたように思います。焦燥感、飢餓感を常に抱えていました。もしかすると、それが、イライラや怒りの温床になっていたのかもしれません。

価値観の反転。これは、費やす時間の問題ではなく、心の比重の問題です。私はこれから、どちらも選べないイライラから解放されるかもしれません。


「付き合わない」という選択

日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介代表理事のブログです。
「付き合わない」という選択
http://andoshunsuke.com/essay/1302/?fbclid=IwAR0zeSiFwX6awQ5PFonx7zGJtPxQbwZcs3-mR5J56385auGmAz4ub2TzMbE

私の場合は、怒りの感情をコントロールできないがゆえに、大切にしなければならない人との関係でさえも自ら断ち切って生きてきました。取り返しのつかないことを言ってしまう前に、その対象から遠ざかることを選んできたのです。

怒りを感じない日々は快適でした。でも、寂しいと感じることもありました。

アンガーマネジメントを知り、怒っても良いのだということ、怒りの伝え方があることを知り、人との関わり方が変わりました。

私の場合は、アンガーマネジメントのおかげで、「付き合わない」だけでなく、「付き合う」という選択もできるようになりました。